(3) RedHat EL7上のMahara19.10を21.10にアップデート
このサイト記載の「RedHat EL7にMahara19.10をインストール」の環境で設定されたMaharaサイトをバージ>ョン21.10.0にアップデートします。備忘録的なメモなので、これを見て作業して問題が起きても、当方では責任を持ちません。
1.今回の場合はMaharaの各バージョンによる必要環境の違いはありません。そのままMaharaのバージョンアップをすればOKです。
Maharaのバージョンアップ途中で同時にPHPもアップデートすると、Maharaのバージョンアップ動作がエラーになることがあります。
2.下記の手順でアップグレードします
・Maharaサイトを閉鎖します。
・念のために現在のサイト(Mahara19.10.2)をバックアップ
・Mahara21.10.0と言語パックja-21.10をダウンロードして解凍
・現在のMahara19.10.2サイトをリネームして保存
・解凍したMahara21.10.0を今まで19.10.2が置いてあった場所に移動
・Mahara19.10.2のconfig.phpファイルをMahara21.10.0ディレクトリにコピー
・ブラウザでMaharaにアクセスしてアップグレードを開始
3.実際の作業は下記のように行いました
ブラウザでMaharaサイトに管理者ログインしてサイトを閉鎖します。
[管理ホーム]--[概要]--[サイトをクローズする]
念のためにMahara19.10.2サイトとデータベースをバックアップします。
/data下にMahara19.10.2サイトとmaharadataディレクトリがあるので、tarしてまとめます。
# cd /
# mkdir /usr/local/src/bkup
# tar cvz data -f /usr/local/src/bkup/data.tar.gz
MariaDB上のMaharaのデータベースをダンプします
# cd /usr/local/src/bkup
# mysqldump -u [データベースユーザー] -p[データベースのパスワード] --opt mahara > mahara.sql
・古いMahara19.10.2サイトをリネームして保存します
# cd /data/html
# mv mahara mahara_old
・Mahara21.10.0をダウンロードして解凍します
# cd /usr/local/src
# tar xvfz mahara-21.10.0.tar.gz
・Mahara21.10.0に対応した日本語言語パックのja-21.10.tar.gzをダウンロードして解凍します
# cd /usr/local/src
# tar xvfz ja-21.10.tar.gz
・解凍したMahara21.10.0を今までMahara19.10.2サイトが置いてあった場所にコピーします
# cp -r /usr/local/src/mahara-21.10.0/htdocs /data/html/mahara
・解凍したja.utf8をMahara21.10.0サイトにコピーします
# cp -r /usr/local/src/ja.utf8/* /data/html/mahara
・Mahara19.10.2のconfig.phpファイルをMahara21.10.0を載せたディレクトリにコピーします
# cp /data/html/mahara_old/config.php /data/html/mahara/config.php
ブラウザでMaharaサイトの管理ページにアクセスします。
http://[FQDN]/mahara/admin
頁上部に赤い字で「The site is temporarily closed for a database upgrade. Perform the upgrade now.」と表示されています。
Perform the upgrade nowをクリックするとアップデートが始まります。
ページの下の方に「Successfully installed Mahara. Continue 」と表示されるのでContinueをクリックします。
ブラウザでMaharaサイトに管理者ログインしてサイトを再オープンします。
[管理ホーム]--[概要]--[サイトを再オープンする]
もしもMoodle3.9からMoodle3.11にアップグレードする場合は、このあとに続けて作業を行います。