サーバーソフトをインストールします
# yum -y install tigervnc-server

設定ファイルをコピーします
# cp /lib/systemd/system/vncserver@.service  /etc/systemd/system/vncserver@:1.service

ユーザ名とホームディレクトリの設定を行います
# vi /etc/systemd/system/vncserver@:1.service
下記<USER>を実際のログイン使用者(root)に変更します
ExecStart=/sbin/runuser -l <USER> -c "/usr/bin/vncserver %i"
PIDFile=/home/<USER>/.vnc/%H%i.pid
こちらに変更
ExecStart=/sbin/runuser -l root -c "/usr/bin/vncserver %i"
PIDFile=/root/.vnc/%H%i.pid

systemdに設定ファイルを再度読込み
# systemctl daemon-reload

VNC接続する際に要求されるパスワードを設定します
下記のコマンドを実行したユーザーのパスワードが設定されます
rootでは無く別ユーザーのパスワードを設定したい場合は、そのユーザーでコマンド発行してください
# vncpasswd

VNCサービスの自動起動設定します
# systemctl enable vncserver@:1.service

VNCサービスの手動起動する場合は下記のようにします
# systemctl start vncserver@:1.service

VNCサービスのポートをファイアウォールで通すようにします
# firewall-cmd --permanent --add-service vnc-server
# systemctl restart firewalld.service

UltraVNC ViewerなどのVNCクライアントソフトでサーバーにアクセスします
接続先入力の「VNC Server:」の箇所は、「IPアドレス:サービスのポート番号(今回の場合は5901)」と入力します
標準的なVNCサーバーはシングルユーザー用に最適化されているので、VNC ポートにログインするとあらかじめ設定された特定ユーザーのデスクトップに直接アクセスするようになっています。したがってユーザー名の入力は無くいきなりパスワード入力画面が出ます。複数のユーザーを切り替えて使えるようにするにはXDMCP (X Display Manager Control Protocol) サーバーにリンクさせるなどの方法が必要です。

最新版のtigervnc-serverをインストールしたら。この設定の仕方ではエラーになってサーバーが立ち上がりませんでした。しかたがないのでちょっと古いソフト(tigervnc-server-1.3.1-3.el7.x86_64.rpm)を http://archive.kernel.org/centos-vault/7.2.1511/os/x86_64/Packages/ でさがして載せたら問題なく動きました。

最終更新日時: 2023年 10月 13日(金曜日) 10:45