(5) RedHat EL7上のMahara21.10.1を22.10.0にアップデート
RedHat EL7上のMahara21.10.1を22.10.0にアップデートします。
このページは備忘録的なメモなので、これを見て作業して問題が起きても、当方では責任を持ちません。
1.今回の場合はMaharaの各バージョンによる必要環境の違いはありません。そのままMaharaのバージョンアップをすればOKです。
Maharaのバージョンアップ途中で同時にPHPもアップデートすると、Maharaのバージョンアップ動作がエラーになることがあります
2.下記の手順でアップグレードします
・Maharaサイトを閉鎖します。
・念のために現在のサイト(Mahara21.10.1)をバックアップ
・Mahara22.10.0と言語パックja-22.10をダウンロードして解凍
・現在のMahara21.10.1サイトをリネームして保存
・解凍したMahara22.10.0を今まで21.10.1が置いてあった場所に移動
・Mahara21.10.1のconfig.phpファイルをMahara22.10.0ディレクトリにコピー
・ブラウザでMaharaにアクセスしてアップグレードを開始
3.実際の作業は下記のように行いました
ブラウザでMaharaサイトに管理者ログインしてサイトを閉鎖します。
[管理ホーム]--[概要]--[サイトをクローズする]
念のためにMahara21.10.1サイトとデータベースをバックアップします。
/data下にMahara21.10.1サイトとmaharadataディレクトリがあるので、tarしてまとめます。
# cd /
# mkdir /usr/local/src/bkup
# tar cvz data -f /usr/local/src/bkup/data.tar.gz
MariaDB上のMaharaのデータベースをダンプします
# cd /usr/local/src/bkup
# mysqldump -u [データベースユーザー] -p[データベースのパスワード] --opt mahara > mahara.sql
・古いMahara21.10.1サイトをリネームして保存します
# cd /data/html
# mv mahara mahara_old
・MaharaサイトからMahara22.10.0をダウンロードして解凍します
# cd /usr/local/src (ブラウザのダウンロード設定が/usr/local/srcになっている場合)
# tar xvfz mahara-22.10.0.tar.gz
・Mahara22.10.0に対応した日本語言語パックのja-22.10.tar.gzをダウンロードして解凍します
# cd /usr/local/src
# tar xvfz ja-22.10.tar.gz
・解凍したMahara22.10.0を今までMahara21.10.1サイトが置いてあった場所にコピーします
# cp -r /usr/local/src/mahara-22.10.0/htdocs /data/html/mahara
・解凍したja.utf8をMahara22.10.0サイトにコピーします
# cp -r /usr/local/src/ja.utf8/* /data/html/mahara
・Mahara21.10.1のconfig.phpファイルをMahara22.10.0を載せたディレクトリにコピーします
# cp /data/html/mahara_old/config.php /data/html/mahara/config.php
・ブラウザでMaharaサイトの管理ページにアクセスします。
http://[FQDN]/mahara/admin
頁上部に赤い字で「The site is temporarily closed for a database upgrade. Perform the upgrade now.」と表示されています。
Perform the upgrade nowをクリックするとアップデートが始まります。
ページの下の方に「Successfully installed Mahara. Continue 」と表示されるのでContinueをクリックします。
ブラウザでMaharaサイトに管理者ログインしてサイトを再オープンします。
[管理ホーム]--[概要]--[サイトを再オープンする]
もしもMoodle3.11からMoodle4.1.1にアップグレードする場合は、このあとに続けて作業を行います。